憧れだった管理栄養士を辞めました

大好きだった仕事を辞めました

憧れだった管理栄養士を辞めました①

こんにちは!

元管理栄養士の『もとか』と申します。 

私が管理栄養士という職業を辞めるに至った経緯を書いています。

(あくまで私個人の経験なので、全ての管理栄養士の現場がこうではありません!良い職場も沢山ありますよ!!!)

 

 

今日は、大学を卒業して病院で働き始めた話です。

 

 

病院の管理栄養士、それは管理栄養士の中では花形のお仕事であり、私にとっては中学生の頃からの夢でもありました。

 

1つの病院にいる管理栄養士はほんの数名で、5人いたら多い方だと思います。採用人数が少なく、人気も高いのでどこの病院も激戦!

しかも、私が卒業式した当時は管理栄養士国試の合否が分かるのが6月で、就職した後でした。新卒は管理栄養士の免許すら持っておらず、就職した後に国試に落ちていたら仕事にならないので、既卒者の方が有利な場合も…

私も例に漏れずに面接に落ちまくりました😱💦

 

どうしても病院に就職したかった私は、迷惑覚悟で病院に直接採用がないか電話していました。

そして、やっと内定を頂いた、この病院だったのです。

給料は少し低かったものの、当時の私は「お金を払ってでも病院の管理栄養士がしたい!」といった具合でしたので、ウキウキで病院に向かうのでした。

 

病院には先輩が1人いました。

先輩「私も1年前に入っところで、試行錯誤しながらやってるんだ〜。よろしくね。」

もとか「よろしくお願いします!」

もとか(ん?1年前?先輩1人なのに???)

先輩「じゃあ、早速だけど栄養指導行ってきて」

もとか「分かりました!ご指導よろしくお願いします。」

先輩「??いや、1人で行けるでしょ?」

もとか「え……???」

先輩「私もそうだったから大丈夫!」

もとか「………はい…」

もとか(え、やばいやばい、どうしよう。ムリムリムリムリ。)

 

管理栄養士であれば誰でも栄養指導できるように思えますが、新卒の管理栄養士は知識はあれど、栄養指導の経験がほとんど無いのです。管理栄養士の学生の臨地実習はわずか4週間で、職場見学程度で殆ど終わってしまいます。

 

少なくとも、最初の数回は先輩の栄養指導を見学したり、私のを見守ってくれると思っていたので、いきなり1人でというのは衝撃でした💥💥

自分が不安というのもありますが、何より患者さんに間違った情報を伝えてしまわないかとても心配でした。

 

その上、勉強会の費用などもほとんど出してもらえず、給料が少ないので自分で勉強会費用を捻出するのも難しく、「どうやって栄養指導のやり方を学べばいいの〜??」と困り果ててしまいました。

 

そんなこんなで、イヤーな気配を感じ取りつつも、憧れの管理栄養士として働き始めるのでした。